主な症状
- 会社や学校に行く前やその途中でよくおなかが痛くなり、トイレに行かなければならない。
- ストレスとなっていることがあり、そのことを思い出すたびにおなかが痛くなる。
過敏性腸症候群は、体の病気がないにもかかわらず、おなかが痛くなったり、おなかの張りなどの違和感があり、便通の異常が数ヶ月つづく状態です。ほとんどは、ストレスや緊張・不安などにより自律神経が乱されることにより引き起こされます(腸の動きが速くなる等)。だれでも緊張や不安でおなかが痛くなった経験があるかと思いますが、その状態が慢性的に続き日常生活にも影響してしまっている状態と考えると分かりやすいかもしれません。タイプにより大きく、下痢型・便秘型・混合型に分けられます。
治療
下痢になってしまう方には、腸の動きを整えるお薬を、便秘になってしまう方には便の堅さを調整するお薬や排便を促すお薬を使って治療していきます。
ご来院いただいた後の注意事項
治療を急に中断してしまうと再発してしまうことも多く、ストレスを感じていた状況に対処できる自信がつくまでお薬をきちんと服用し続けることが大切です。