主な症状

会社、学校、特定の場所などストレスの原因となっている場所・環境に行く前やその前日に症状が強く出ることがあります。
※出てくる症状は人それぞれで、ここではその一部を記載しています。

環境の変化(会社や学校、家庭など)にこころや体が慣れることができず、ストレスにより心や体になんらかの症状が出て、生活に支障をきたす病気です。
環境が変化したときには誰にでも起こりえる身近なもので、この病気にかかる人は5~20%とも言われて、一般的にも多くみられる病気です。
環境の変化は小さいものだったとしても、その人の性質にうまく折り合わなければ強いストレスとなり、症状がでてきます。また、周りの人から見ると良い出来事(昇進や進学など)や本人が望んでいたこと(結婚や出産など)でも、環境の変化に本人の心がついていけない場合は適応障害を発症することもあります。

ストレスに弱い方だけでなく、ストレスに強い方でも人間環境や環境が合わなければ、適応障害になることはよくあります。また環境の変化だけでなく、その時の体調であったり、年齢、季節などにより無意識のうちに不安定になっていると発症しやすくなります。
適応障害は誰しも起こりえる病気です。がまんをしたり、無理をしてストレスが長く続くとうつ病などに発展していくこともあり、自身で「なんか最近、調子が違うな」と感じたり、家族などから心配されているようであれば、早めに相談にいらしてください。

治療